BEYOND IMAGINATION センコー情報システム株式会社

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LOGISTICS and IT IN THE FUTURE

これからの物流とIT

CROSSTALK

センコー(株) × ロジ・ソリューション(株) × センコー情報システム(株)

次代の「物流のカタチ」をつくる。
グループの知見を結集し、
挑む未来。
吉田 聡/ Satoshi Yoshida
センコー株式会社
DX推進部長

1987年にセンコー株式会社に入社。配車担当から車両事業所所長を務めた後、事業所改善などに取り組む。さらに本社営業部門で住宅物流や営業開発を15年にわたって担当した後、経営戦略部門でグループ事業シナジー創出に注力。2020年から現職。

野口 健吾/ Kengo Noguchi
ロジ・ソリューション株式会社
DX推進事業部長

1991年にセンコー株式会社に入社。住宅物流に長く携わり、その改善で手腕を発揮。さらに倉庫や自動車工場の構内物流、支店統括などを経て、2014年からロジ・ソリューション株式会社で事業所の収支改善などに取り組む。2020年から現職。

北島 武志/ Takeshi Kitajima
センコー情報システム株式会社
DX推進部長

2002年にセンコー情報システム株式会社に入社。プログラマー、SEを経て2011年に係長に就任。2015年には汎用WMS(倉庫管理システム)の構築を担当。2017年に課長になり、クラウドソリューションの構築などを担当。2020年から現職。

#01
今、物流が直面する課題とは?

「流通全体に貢献する」。
確固たる信念のもと業界のパイオニアとして歩んだ道。

吉田
物流業界に限らず、労働人口の減少による人手不足は社会的に大きな課題となっています。限られた人材をめぐって獲得競争が激化するなかでは、これまでの物流の重たいものを持ち、長時間働く「きつい労働環境」というイメージを変えていかなければなりません。そのためにもマンパワーにのみ頼るのではなく、省人化、省力化を強力に推し進めることが必要不可欠だと考えています。
野口
その通りですね。くわえて言うならもう一つ、ノウハウの属人化をいかに解消するかという問題もあります。私が入社した頃の事務処理は非常にアナログで効率が悪く、ノウハウが組織内で共有されないということが問題でした。
北島
そうした属人化を解消するために、さまざまなシステムを開発、導入し、知識やノウハウの見える化を進めてきたと聞いています。
野口
当社がデジタル化に舵を切ったのは、業界としてはかなり早かったのは事実です。1970年代にはすでに一部ではありますが、オンライン化を導入しており、それがのちのWMS(倉庫管理システム)につながっています。
吉田
象徴的と言えるのが、1990年代にすでに「流通情報企業」を掲げていたことですね。モノの輸送にとどまらない、生産者から消費者までのモノやサービス、情報まですべての流れを掌握、コントロールして効率的に行う、そんな決意が表れたものでした。流通全体に貢献したいという強い思いがあったからこそ、デジタル化においても業界において常にパイオニアと言える存在であり続けられたのだと思います。
北島
「流通情報企業」としてのスタンスを実現しえたのは、物流の実働部門と、企画・コンサルティング部門、システム部門がもともと一つの会社に揃っていたことも大きな要因となっているのではないでしょうか。
野口
現場、企画、システムの3つが揃わなければ流通全体を把握し、変革することはできません。まさにこの3つの部門が三位一体となって取り組む環境があったことが業界に先がけてデジタル化が進んだ理由だと、私も考えています。
吉田
活発に議論を行いながら、自分たちにとって必要なシステムを、自分たち自身でつくり上げる、そういう土壌があったことは大きなアドバンテージだったと私も思います。フィードバックも早いですしね。一方で、そうして都度、必要なシステムをつくっていった結果、事業所ごとに200~300もの個別システムが乱立するという状況をも招いてしまった。これでは組織として情報を共有し、PDCAをスピーディーに回していくことは難しいでしょう。そこで新たに立ち上がったのがDX推進プロジェクトです。
#02
DX推進プロジェクト、始動

白紙に線を引くように、もう一度、ゼロから始めよう。

吉田
私が所属するセンコー、企画やコンサルティングを行うロジ・ソリューション、そしてシステム開発を担うセンコー情報システムが一体となって、これまでにない理想の物流システムを構築しようというのが、DX推進プロジェクトです。
北島
理想の物流システムを、私たちは「SCASH」と呼んでいます。「Sustainable」「Challenge」「Ambitious」「Standard」「Happiness」のそれぞれの頭文字をとったもので、「持続的かつ誰もが使えて、ハッピーな仕組みづくりに、センコーとして志を持ってチャレンジしていく」という私たちの熱い思いが詰まっています。
野口
これまでの積み重ねをいったん捨てて、ゼロから新たなものをつくる、大きなチャレンジです。
吉田
言ってみれば、いままで住み慣れた街の一部区画や家単位で改修するのではなく、新たに都市計画からやり直す、まさに白紙に絵を描いていくのですからね。
北島
ハードルは高いですが、それだけに燃えるものがあります。現場が何に困っているのか、何を必要としているのか、仲間の声を高い精度で、かつスピード感を持ってカタチにしていくのは、同じグループだからこそできることです。ダイレクトに反応も得られるので、やりがいも大きいです。
野口
業務委託先というのではない、同じグループの仲間というフラットな関係性だからこそ言えることもある。当然、できあがるシステムの確度も違うと、これは自信を持って言えます。
#03
目指す理想の物流システムとは?

すべての人に幸せをもたらすもの。
それが効率を追求した究極の物流サービス。

吉田
システム設計は業務設計であり、もっと言えば思想設計だと思っています。部分的に何かを効率化し、一部の人が楽になるというのではなく、そのシステムがあることで、誰もが恩恵を受け、ひいてはあまねく社会に貢献する、そういう仕組みをつくっていきたいですね。
野口
世の中の流れがすべて見える、そんな仕組みをつくることが私の理想です。例えば、お昼にうどんを食べたとします。小麦粉はアメリカから、エビはインドから来ているかもしれない。つまり、一杯のうどんですら、その背景にはグローバルな世界が広がっていて、それを運んでいる人がいるんです。どういう人が、いつ運んだものなのか、モノ・サービス・情報の流れを誰もが見える“ガラス張り”にしたい。透明性を確保することが、最も効率的な物流サービスを実現する道であり、それができればCO2排出の最小化はもちろん、フードロスの削減にも自ずとつながり、サスティナブルな社会構築にも貢献できるのだと考えています。
北島
物流は裏方かもしれませんが、私たちの暮らしになくてはならない存在です。物流に関わる人たちは、黒子だけれど、ある意味「影の主役」だと思うのです。そういう人たちをシステムの面から支えたい。物流業界における働き方を変革することで、より誇りをもって働いてほしい、そういう世の中にしていきたいと考えています。
吉田
とくに北島さんのような物流に携わるSEの役割は「人助け」だと、私は思っています。センコー情報システムがつくりだす新しいシステムによって、まず同じセンコーグループの現場で働いている仲間の仕事を楽にすることができます。さらに最適な物流を提供することはお客様の事業を成功に導くことができ、消費者にとっても、必要なモノがより早く手にできるというメリットをもたらします。もっと視野を広げて、必要最小限の労力、時間、車両でモノを届けることが当たり前になれば、社会問題の解決や、ひいては持続可能な社会の創造にもつながります。とてもやりがいのある仕事だと思うのです。
野口
しかも、いままさに当グループは「流通情報企業」として、流通全体をドラスティックに変革しようとしている真っ只中。「SCASH」はその起爆剤になるものです。そんな大変革期に関われるのは、SEを志す者にとってもビッグチャンスではないでしょうか。
北島
「流通全体を変革し、世の中に貢献したい」という志を持つ学生のみなさんにぜひ仲間になってもらい、一緒にそのダイナミズムを体感してほしいと思います。